南天は難を転じる

南天は難を転じる

南天とは、秋から冬にかけて赤くて丸い実ができる中国原産の植物です。
南天には「難を転じる」に通じるので、日本では古くから縁起の良い木とされてきました。

南天を植えると家が栄える、お金持ちになれる、災難から逃れられる、などの意味があります。
悪い夢を見た場合、すぐに南天の木を見れば災いが消える、とも言われています。

また、赤飯のお重には南天の葉を敷いたり、上に添えたりすることもあります。

ちなみに、面白い話も残されていて、昔の人は便所の近くに南天を植えていました。
これは便所で転ぶと縁起が悪いため。
便所で転んでしまった場合は、南天の木に触れたり、尻を叩いていたそうです。