秋に水虫退治
水虫はカビの一種であり、白癬菌が皮膚に侵入して起こる感染症。
カビなので高温多湿の環境が大好きで、爪や皮膚の角質を養分にしています。
そのため、秋になるとかゆみが治まるので「水虫が治った」と勘違いする人も多くなっています。
しかし、白癬菌は角質や爪に潜んでいるため、治療を止めてしまうと来年の夏には再度かゆみに悩まされることになります。
根本的に治療を行うなら、白癬菌の活動が弱まる秋がチャンス。
治療では、市販されている塗り薬を約2ヶ月間塗り続けましょう。
治療開始から約1ヶ月で症状は改善しますが、さらに1ヶ月間塗り続けることで白癬菌を退治することができます。
また、塗り薬を塗る時は広範囲に塗ることを心がけましょう。
症状が出ている場所以外にも白癬菌が潜んでいる可能性が高いので、指の間や足全体に薄く塗るようにします。
薬を塗るのは、角質が軟化する入浴後がオススメ。
爪が黄色や白色に濁ったり、爪の先が厚くなったり、欠け落ちるなどの爪水虫の場合は、塗り薬が効かないので飲み薬を服用します。
飲み薬は医師の処方が必要なので、病院へ行って診断を受ける必要があります。
飲み薬による治療は、約半年間毎日飲む「連続服用法」、1週間飲んで3週間休むというサイクルを3回繰り返す「パルス療法」があります。
ただし、日常的に服用している薬がある場合は注意が必要のため、医師の指示に従いましょう。